設計は、当時新鋭の建築家たちを数多く擁していた逓信省で、大正時代に建設が進められていた中央電話局の局舎は、表現主義の影響が色濃く出たデザインでした。ところが、竣工直前の1923(大正12)年、関東大震災によって大きな被害を受けてしまい、局舎の工事は再開することなく、新しいデザインで再建されることになりました。それが、現在の建物です。
震災で被災した旧局舎
震災で被災した旧局舎(横浜開港資料館所蔵)