戦後横浜写真アーカイブズ
常盤 とよ子
1928(昭和3)年に神奈川区の酒問屋の家に生まれ、戦後、後に夫となる奥村泰宏と出会って写真家の道を志す。1956(昭和31)年に「働く女性」展を開催して好評を博したほか、翌年には横浜の赤線地帯で働く女性達の姿をカメラに納めた写真エッセイ集『危険な毒花』がベストセラーとなり、戦後の女性写真家を代表する一人として注目を集めた。2019(令和元)年逝去。常盤の写真群は、2018(平成30)年に常盤の姪にあたる栗林阿裕子氏によって寄贈された。