横浜間門絶景

横浜間門絶景
タイトル: 横浜間門絶景
年代: 大正・昭和戦前期
分類名: 本牧・根岸
分類番号: 026-03
当時の新聞より:
  「間門の終点で追放されたやうな気持で電車を降りた青年は、直ぐ左手の松山に足を向けた。かなり急傾斜な小径には落松葉が一ぱいに散り敷いて、ともすれば辷りがちである。まばらな篠笹にまじつて苅萱や吾木香が半ばうら枯れたまゝ、時をり訪れる微風にカサコソと音を立てゝ小鳥を飛びたゝせる。木の間に迫る碧く明るい遠浅の海はところどころに白い波頭を見せて居る」(「浜のゑがほ」『横浜貿易新報』1927年12月2日)
備考: 本牧から間門に至る市電は1924(大正13)年4月1日に開通した(間門と八幡橋が結ばれるのは1955年)。絵葉書は1918(大正7)〜1933(昭和8)年の発行。