戦争の激化にともない、都市計画も防空を目的としたものへと傾斜していったが、度重なる空襲によって、市街の大半は焼き払われてしまう。戦後も、長期にわたる接収によって横浜の戦災復興は大きく立ち遅れることとなった。
生活必需品購入通帳 1943(昭和18)年 当館所蔵
戦時下の配給制度で使用された購入通帳。世帯ごとに交付され、食料品をはじめ、マッチや石けんなどの購入が細かく管理された。
横浜空襲罹災地図 1945(昭和20)年
友野宏弥氏寄贈・横浜開港資料館所蔵
米軍によって作成されたもの。図中の赤色部分が爆撃による罹災区域。
日本貿易博覧会(絵葉書)
1949(昭和24)年頃 下平修嗣氏寄贈・当館所蔵
戦災からの経済復興には貿易の振興が不可欠であるとして、1949年に開催された。