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企画展「焼け跡に手を差しのべて」
主催: 横浜都市発展記念館
共催: 横浜市教育委員会
後援: 朝日新聞横浜総局/神奈川新聞社/東京新聞横浜支局/日本経済新聞社横浜支局/
毎日新聞横浜支局/読売新聞横浜支局/横浜放送局/
協力: 横浜市史資料室
[開館時間]

午前9時30分〜午後5時(券売は閉館の30分前まで)
*会期中の水曜日は午後7時まで開館します。

[休館日] 毎週月曜日、年末年始(12/28〜1/3)
*ただし1月9日(月・祝)は開館し1月10日(火)は休館します。
[入館料] 一般300円、小・中学生150円
この料金で当館常設展および横浜ユーラシア文化館もご覧いただけます。
毎週土曜日、小中学生と高校生は無料です。
当館へのアクセスは、利用案内をご覧ください。

展示概要

1945(昭和20)年8月の終戦後、横浜市民は直接の軍事力による被害を受けることはなくなりましたが、戦後の混乱によって厳しい食糧危機が生じ、多くの人々が困難な状況のなかで生活することを強いられました。特に引揚者や戦災者、戦争孤児など弱い立場の人々が置かれた状況は過酷であり、多数の死者が出る事態となっていました。さらに、横浜は都心部を中心に各所を占領軍に接収され、街の復興が大幅に遅れることになります。本展示では、戦後横浜の復興への軌跡とともに、戦争被害者に対して救済の手を差しのべた横浜の人々の取り組みについて、当時の資料から紹介します。

展示構成

プロローグ 映像資料で見る戦後直後の横浜

第1章 戦後横浜の市民生活

1−1. 終戦直後の横浜市内と市民の反応
1−2. 占領下の横浜
1−3. 占領期の市民生活
1−4. 昭和天皇が見た戦後の横浜
1−5. 学校資料にみる教育の民主化

第2章 戦争被害者を救った横浜の人々

2−1. 引揚者の保護を担った「総合社会事業 金沢郷」
2−2. 戦争孤児を保護した平野恒の活動
2−3. 日本厚生団の活動とボーイズホーム
2−4. 知的障害を持つ孤児を保護した光風園
2−5. 乳児保護協会の活動とララ物資
2−6. 市民を救った「CAREパッケージ」運動
2−7.「混血孤児」を保護した聖母愛児園

第3章 戦後横浜の復興へのあゆみ

3−1. 接収解除と復興計画
3−2. 復興の象徴「防火帯建築」の建設
3−3. 日本貿易博覧会
3−4. 戦災を記録する運動

エピローグ 年表で見る戦後の横浜


戦争孤児を保護した高風子供園の園児達 
1953(昭和28)年 (福)白峰会蔵


「混血孤児」を保護した聖母愛児園 聖母愛児園蔵


CARE物資の書籍を受け取る中学生達
1951(昭和26)年 
(公財)ケア・インターナショナル ジャパン蔵


乳児保護協会によるララ物資の配給 
昭和20年代 (福)乳児保護協会蔵


日本貿易博覧会ポスター
1948(昭和23)年 当館蔵

関連企画

◎展示解説

展示担当者が見どころを解説します。

日時 11月6日(日)、11月23日(水・祝)、12月4日(日)、1月8日(日)
14:00〜 ただし11月23日(水・祝)は18:00〜(各回30分程度)
参加費 企画展観覧料のみ

◎展示深読み講座

第1回 戦後横浜の市民生活 11月5日(土)
第2回 戦争被害者を救った横浜の人々 11月19日(土)
第3回 戦後横浜の復興へのあゆみ 12月3日(土)

会場 当館1Fギャラリー 
時間 14時〜15時
参加費 各回200円
定員

30名(当日先着順)

◎ワークショップ「もっと知りたい!戦後のくらし!!」

瓶搗き精米体験、本や紙芝居からもっと戦後の暮らしを知ろう!
その他昔の遊び、オリジナル紙風船を作ろう!

会場 当館1階
日時

毎週末および祝日の9時30分〜16時

参加費無料、申込み不要