2004年2月1日、横浜駅と元町・中華街の間に地下鉄みなとみらい線が開通、横浜の都市交通の歴史に新たな一頁がきざまれます。この企画展示ではそれを記念し、みなとみらい線開通までの軌跡や沿線の景観変遷などをたどるとともに、横浜の路面電車から地下鉄までの歩みをふりかえります。
また、終点の元町・中華街駅は旧横浜外国人居留地の場所に位置しますが、その構内は居留地時代の歴史をテーマにデザインされ、多くの古写真や絵葉書などが使われています。この駅を飾る資料を紹介しながら、外国人居留地・中華街と元町の歴史を概観していきます。
主催 横浜都市発展記念館/横浜開港資料館
共催 横浜市教育委員会
協力 横浜高速鉄道/横浜市交通局/鉄道建設・運輸施設整備支援機構/伊東豊雄建築設計事務所/建築・都市ワークショップ
1 線路が伸びて街は動く
―みなとみらい線の開業
(1)みなとみらい線ができるまで
(2)移りゆく街の姿
 1) 横浜駅 2) 新高島駅 3) みなとみらい駅
4) 馬車道駅 5) 日本大通り(県庁・大さん橋)駅
6) 元町・中華街(山下公園)駅

2 ハマに電車が走る
―横浜と都市鉄道の歴史
(1)路面電車の時代(その1)〜横浜電気鉄道
(2)路面電車の時代(その2)〜横浜市電
(3)郊外電車の発達と都市内交通〜東横・京浜・湘南・神中
(4)日本の地下鉄のはじまり
(5)横浜市営地下鉄の開業

3 甦る居留地の面影
―元町・中華街駅のデザインと居留地の歴史
(1)横浜外国人居留地
(2)中華街と元町の歴史
(3)居留地時代の人々と風物

映像コーナー
・横浜市電のあゆみ
・みなとみらい線運転室  ほか